プラズマオゾン生成
(ダブルバリアコロナ放電方式)
ダブルバリアコロナ放電はプラズマ技術の一種であり、
通常のコロナ放電よりも安定性が高く、より制御しやすい放電方式です。
通常のコロナ放電は電極に直接放電しますが、
ダブルバリアコロナ放電では2つの絶縁バリアを使い、
より安定したコロナ放電を発生させる技術です。
主に大容量のオゾン生成や空気浄化などに利用される技術です。
最新のプラズマ+オゾン生成技術であるダブルバリアコロナ放電を採用。
均一で安定したブループラズマと20,000mg/hの大容量オゾンスペックを持つデバイスを、
僅か8.7kgのハンディータイプのデバイスで実現しました。
これにより、消臭時間、対応する広さ、対応する天井高さ、
対応する臭気、高い消臭品質など、多様な利便性が高まりました。
特徴
1. 二重バリア構造
通常のコロナ放電は電極間で直接発生しますが、ダブルバリアコロナ放電では2つの絶縁バリアを使用することで、放電の安定性を高めています。
このバリアにより電子の過剰な移動が抑制され、放電の制御が容易になります。
2. 均一なプラズマ生成
一般的なコロナ放電は放電が不均一になりやすいですが、ダブルバリア方式ではプラズマが均一に広がります。
これにより、安定した放電が可能となり、さまざまな用途で高い効果を発揮します。
3. 幅広い用途
ダブルバリアコロナ放電技術は、以下のような分野で活用されています。
- オゾン生成:大気中の酸素をオゾンに変換し、消臭や除菌に利用。
- 表面改質:プラスチックや金属の表面エネルギーを調整し、接着性や親水性を向上。
- 空気浄化・脱臭:有害ガスや臭気を効果的に分解。
安定性と均一性に優れたダブルバリアコロナ放電技術は、さまざまなシーンでその性能を発揮します。
従来のコロナ放電との違い
項目 | コロナ放電 | ダブルバリアコロナ放電 |
電極構造 | 電極間に直接放電 | 絶縁バリアを2つ使用 |
プラズマの均一性 | 不均一になりやすい | 均一に放電しやすい |
エネルギー効率 | 比較的高いが制御が難しい | より安定した放電が可能 |
用途 | 高電圧が必要な場合も | より低電圧で制御可能 |
まとめ
ダブルバリアコロナ放電は、通常のコロナ放電よりも安定性が高く、より制御しやすい放電方式です。
主にオゾン生成や表面改質、空気浄化などに利用され、効率的かつ安全なプラズマ生成手法として注目されています。